細川神社(ほそかわ)
池田市吉田町 infoseek

交通案内

 阪急池田よりバス久安寺方面木部下車西北1km

祭神

細川水大神、五十猛尊
調査書籍「大阪府史蹟名勝天然記念物」では細川水神、素盞嗚尊、菅原道真公とされる。

鳥居

由緒

 実際の所、祭神は不詳、創建年代も不明である。これは大方の神社に当てはまる。 この奧に真言宗の久安寺があり、その奧院として、毘沙門天と呼ばれていた。
 この辺りは古代氏族「秦氏」の居住地であった。井口堂の二子塚古墳(6世紀)は新羅によく見られる双円墳であり、鉢塚の鉢塚古墳も古墳時代後期の一辺40mの日本屈指の大きさの上円下方墳である。 「秦氏」の勢力を物語る。山城の大酒神社は秦氏の祖神を祀った神社であるが、別殿に呉織・漢織の神が祀られている。 それと同じように近くの伊居太いこた神社には穴織大明神が祀られ、呉服くれは神社には呉服大明神が祀られている。

 平安中期の坂上氏の一族土師氏が土着し、その伝承を持ち込むとともに、秦氏の伝承を引き継いだものであるとされる。 秦氏や坂上氏とこの細川神社との関係は明らかではないが、坂上田村麿は蝦夷征服の道筋で五十猛命を勧請している。強いて祭神の由緒にこじつけれるか。

 神社は木部と呼ばれる地域の山側に鎮座している。名の通り、植樹造園業者が多い地域であり、平地にも養生中の木々がきれいに並んでいる。
 細川地区は日本最古の植木の産地とされている。ここに植林の神である五十猛命が祀られているのはうなずけるのである。
 また木部を絹延[きぬのべ]の転訛(絹延橋がある)とし、やはり織物に関わるとの見方もある。
 また物部氏の為奈部首の斎祀った神社との説がある。*1

お姿

 旧吉田橋を西に渡り数百メートル程すすみ、北の山の方へ行くと赤い鳥居が見え、その奥に木々に埋まった社殿が見える。 社殿の背後は山裾であり、檜などの多くの木々が密集している。 社地は広くないが、掃除が行き届き、誠に美しく保たれている神社である。
 余野川を遡れば真言宗久安寺がある。朱塗りの楼門は国の重文、密教教学の曼陀羅思想の庭は四季折々の花が咲き乱れる。名刹である。

社殿

お祭り
 古代の名残である禰宣制度が伝わる。東山から11名、吉田から3名が選ばれ、年長者が神職となる。
例祭 

*1 大いなる邪馬台国(鳥越憲三郎)講談社
大阪府神社史資料
大阪府の歴史散歩 山川出版社
 


平成13年9月11日改訂
五十猛命ホームページ
物部氏ホームページ
神奈備にようこそ