熊野古道、和歌山県の王子社
中山王子



中山王子跡





中山王子は泉州から和歌山へ入った最初の王子社である。JR阪和線山中渓駅下車、64号和歌山貝塚線を南の雄の山峠方面に行く。
 一車線の所もあり、狭い道ゆえ、交通に注意が要。駅から歩いて30分程度、斜め右に踏切がある。越えればすぐ。
 この道はJR阪和線沿い、近畿自動車道と並行しており、中山川を上流に辿っていく道である。 和泉名所図会には「古道で一番険しい難所とされる琵琶岸縣[びわかげ]があって、石壁の上に聳え片岸下に縣れり、行路陜阨にして動れば車倒れ馬たわる」と記されている。
 現在は、車道になっており、平たんである。

中山王子−踏切と線路の向こう


中山王子から雄の山峠方面を見る



「続風土記」には滝畑村の王子権現社として、社方三尺、境内周三十六間、村の東の端、往来路傍にあり、此所を王子ヵ原というと記載されている。山口神社に合祀されている。
 また「葛嶺雑記」には滝畑金剛童子同国郡にあり、里人は王子権現と言う、その側に薬師堂、また十町ばかりおくに不動の滝・神変大士祠・丹生明神等、各遥拝のために、金剛童子にて勤行を、仕来りしならんと記し、王子権現を葛城修験の行場としている。



山中渓駅から中山王子へ地図



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