熊野古道紀伊路、和歌山県の王子社
叶王子(津井王子)

印南町印南


叶王子旧跡鳥居



 近世は叶王子と呼ばれた。紀伊国続風土記は中村の項に「村の西端往還にあり、御幸記にツイの王子とある此社なるへし」とある。 旧地は不明であが、津井川の手前の42号線北側のドライブイン建築の際に丘陵地から瓦や土器が出土しており、津井王子社の跡と推定されているそうである。 発掘で王子社跡が確認できれば、素晴らしい事であるが、その後の報告はないようだ。 それよりもこのドライブインの後ろに沿って左手に延びた一画が王子田と呼ばれていたそうで、そこではないかとの説もあるようだ。
 津井王子は近世には叶王子と呼ばれた。印南港を北から一望する丘の上に叶王子社の碑が建っている。
 熊野体験博が1999年に開催された。それぞれの王子社跡に小さい三角形の石碑と説明文が掲示された。また道筋にガイド板もできている。 わかり安く歩き安くなったが、割り切り過ぎているのではないか。旧津井王子跡の候補地などについては一切触れられていない。権力による歴史の抹殺でが今の世にも行われている。 経済効果を狙った熊野博のマイナス面である。



叶王子旧跡



御坊市名田町上野から印南への地図

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