熊野古道中辺路 伏拝王子
田辺市本宮町伏拝
伏拝王子
本宮大社の旧社地の大斎原(おおゆのはら)を遥かに拝し思わず伏拝むと言う所からのネーミング。
いずみ式部の有名なエピソードがある。
和泉式部、熊野に詣でる時に、ある時船にて月水のかなしひ待りければ、大鳥居わき桜の下に終夜して
晴れやらぬ 身の浮き雲の かさなりて 月のさはりと なるぞくるしき
是に対する権現の託宣
本よりも 塵にまじはる 神なれば 月のさはりも 何かくるしき
熊野への女性の勧誘であるし、また大鳥居との表現からは大斎原の鳥居のことであるが、伏拝と言う名につられてここの王子社の由緒となってしまったようだ。
熊野古道をひたすら歩いてここまで来るとはじめて大斎原の社叢を眺めることができる。 参詣者の感動はいかばかりであったろうか。
大斎原方面
和泉式部供養塔
前の王子社、水呑王子
次の王子社、祓戸王子
熊野本宮手前の古道

岩波新書『熊野古道』から
熊野古道、中辺路
熊野古道、九十九王子社
古代史街道 紀ノ国編
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