熊野古道中辺路 小雲取越え
通常のコースは那智から本宮へ向かうのであるが、逆コースで歩いたのでその順に紹介する。
千人風呂の川湯温泉から請川へ向かう。請川に地主神社が鎮座、筌川神社とも云う。鳥居を横目で眺めながら急ぎ足で通り過ぎざるを得なかったのは心残り。
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紀伊續風土記 巻之八十五 牟婁郡 四村荘 請川村から 産土神森 村中にあり 空神を祀るといふ 社なし 古は本宮の地主神を産土神とす 村中の著姓大抵舊は本宮の社家なりといふ |
止みそうもない雨が降り続く中を小雲取り越えに入る。どんどん登っていく。 参詣道夫の帰路ゆえ王子社はなく、茶屋跡が一つの目印となる。1時間ほどで松屋茶屋跡が現れる。

万才峠への分岐を過ぎると百間ぐらという見晴らしの良い峠にでる。 万才峠方面への古道は伊勢街道である。

次に桜茶屋跡にさしかかる。さっては桜の大木があったようだ。
ここから見下ろす小和瀬のはずれに白装束の巡礼を見ると、茶屋の主人は大急ぎで餅をつき、お茶を沸かし、準備を整えた頃、先刻の巡礼が店先に姿を現したと云う。

小雲取り越えと大雲取り越えとの境が小口と云う。 かっての長井村。ここで小雲取り越は終了。6時間。

祭神 高倉下命 合祀祭神 不詳六柱
由緒 三ヶ村の産土神で、上流の渡月橋のたもと「いわばな」に鎮座していたが、洪水で流されてこの地に流れ着いたのでこの森に祀ったと伝わる。明示の初年までは正月十五日に元地で火祭り神事が行われていたが今は廃れている。
お姿 境内の大杉の樹齢は知る由もない。社叢は杉、桧、あらかし、もちのき、たぶ、かごのき等の暖地性の広葉高木やあおき等の低木もある。
祭礼 12月第1日曜日 氏神樣の大祭
